ので、ちょっとだけでも吐き出しとく。
あまりに恥ずかしくなったのでジャンル名とキャラ名は伏せときます…本当になんだこれ…ただのポエムじゃねえか…。
多分続けて書いていきたいだろう思われる、創作の話。
水田蜜緒は第一印象からして変な女であった。
まず美人だ。万人が認めるしか出来ない完璧な美貌を、彼女は齢16にして持っていた。肩口で切り揃えられた黒髪の美しさ、同色の長い睫毛に縁取られた大きな瞳、桜色を呈したアーモンドのような小振りの唇。水田蜜緒は彼女の意思に関わらず、校内に於いて絶対の注目を惜しみなく浴びせられていた。大抵の人は彼女の第一印象を当たり前に「なんて綺麗だ」と呟くらしい。まあ当然ではあるが、私は違った。初対面、水田蜜緒はこちらを真っ直ぐ見据えてこう言ったのである。
「私はあなたと仲良くなんて出来ない」
花も恥らってしまうほどの笑顔で、宣言されてしまった。
水田蜜緒は第一印象からして変な女であった。
だけど彼女は私が側にいることを許してしまっている。今も、きっと、これからも。
私がこの高校への進学を決めたのは、教室の窓から海が一望できると言う点がまずあった。晴れた日の放課後には沈む落日に照らされた地平線を見ることができた。そして二つ目は制服が可愛らしいところだ。都市化に伴い共学化が進み制服が変わる中、ここは創立以来変わらぬセーラー服だ。薄い水色の膝より少し長いセーラーワンピース、腰裾の部分だけが細かなプリーツになっていて、紺のリボンタイがラインを引き締めている。おしゃれもそれなりの夢も見てしまう女の子であった私は、その制服に一目惚れして猛勉強をする羽目になったのだ。県内御三家と呼ばれる進学校に合格できたのは、まさに乙女の執念とでも言うもので。斯くて毎回テストの度に大変な目に遭いながらも、私はそれなりにスクールライフを楽しんでいる。水田蜜緒にあったのは、その中での僥倖であった。
「花島八映子」
水田蜜緒は、私のことをいつでもフルネームで呼んだ。呼び捨てでいいのに(現に私は水田蜜緒をそう呼んでいるのに)と何度も言ったが、頑なに変えようとはしなかった。まるでそれが決まりであるように、私をフルネーム以外の認識をしてないんじゃないかと思うほどに。
「やっと終わった。…遅かった?」
「ううん、むしろ早かったよ。進路指導ってそんなものなの?」
「決まっていることを確認するだけだから、」
「そっか。とにかく、帰ろっか」
注目されるのはその容姿だけで十分だと思うのに、水田蜜緒は成績まで優秀な生徒であった。教師が期待を背負わせてしまう気持ちは理解できるけれど、彼女の好きなようにさせればいいのに。それ以外にも悩み事があるそうなのだから。
絶対的な美しさを無意識にでも振りまいている彼女に、近付きたいと思っている人たちは沢山いるだろう。歩く目の保養、生きる芸術品、どんな形容だって水田蜜緒には足りないと感じてしまう。だけど彼女は、私が抱いた第一印象を自ら矛盾させて、隣にいるのだ。私以外の人と親しそうに話した姿を見たことが無かった。そう、あくまで過去形の話。ここ数週間悩み事があるそうだった。水田蜜緒は、どうやら恋をしているらしい。
夏至を目前に控えた午後4時半の空は、私たちの制服のような淡いスカイブルーを広げていた。松の並木に沿ったアスファルトをただ歩く。並木の向こうはすぐ海だ。陸上部の生徒等が砂浜でランニングをしているのが伺える。それらに目をやった私と水田蜜緒の視線はかち合い、同時に笑ってしまった。
「海、行ってみる?」
「いいよ」
「決まりね。行こっ、蜜緒」
彼女の華奢な手首を取り、海へと駆ける。くすんできた太陽が私たちの足元を柔く照らす。夕方だというのに蒸し暑く、そのためか私の掌は汗ばんでいて、水田蜜緒の硝子細工のように繊細で華奢な腕を汚してしまうんじゃないかと、そんなことを考えた。どうも私は彼女の前だと余計な卑下をしてしまうようだ。それほどに、水田蜜緒は美しいのだ。万物をひれ伏すんじゃないのかって、冗談でも思うほど、一概にも悪ふざけでそれが言えないほどの説得力を十分すぎるほど手にしている。
「花島八映子?」
水田蜜緒は不審げな声を出した。気がつくと私は手首を離して一人で疾走してしまっていた。不審に感じても仕様がない。私は慌ててもう一度彼女へ近づいた。
「ごめんね、ボーっとしてたみたい」
「…もしかして、体調悪い?」
「まさか、そんなんじゃないよ。大丈夫、もうしない」
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百合未満なおなごはかわいいと思うのですよ。
ところでこのブログは自分の欲望的なものが出すぎている、といわれました。
いいじゃない!それで!ぶっこみ部屋だもの!
ここ最近の神のみ、新キャラ男が桂馬たんを陵辱する展開マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆
の、冒頭部分だけ
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年子の弟は最低な男であった。
齢十四にして原チャリを乗り回しては窃盗障害を繰り返し、挙句近所の女子高校生に強姦未遂をやらかした。よくこれで少年院にぶち込まれないな、と思うのは屡々どころか常日頃であり、それは弟の持つ天性の要領のよさと逃げ足が大いに齎しているものだと推測できた。最低野郎、クソ餓鬼、人でなし、その他数え切れない悪名を背負って(本人は全く気にしてないのだから大物だ)弟は成長し、兄である僕は首が曲がるほどの謝罪をして回ってきたのだ。
それから数年、高校卒業と同時に就職し一人暮らしを始めた僕の前に、ある日弟がやってきた。
「よォクソ兄貴。アンタの大好きな穴持ってきてやった」
刺々しい黒の革ジャンとは凡そ不釣合いの、柔らかそうなブランケットに包まれた小さく円らな寝顔。穏やか寝息を立てるのがとても可愛らしい、暫定生後数ヶ月、ウィズ弟。魔王が父親から奪った子供を今にも食いそうな絵に、思わず引き攣った僕の頬は何も悪くない。
「…これを、どうしろと」
「決まってんだろ、アンタにやるってんだ。好きにしていいんだぜ?」
何処も彼処も綺麗なもんだと笑う弟を見て、なんて兄思いのいい子なんだと、うっかり目頭を潤ませてしまった。僕と弟は世界にたった一人だけの兄弟で、お互いのことを知っているのは、何をどうかしても僕たちだけなのだ。だから弟は、僕のことを僕以上に知っている。腕の中で安らかに眠る赤子を僕に授けるのだと言う理由もだ。
年子の弟は最低な男だった。きっとろくでもない過程で孕ませてしまった結果が今に至るのだろう。
そしてその兄である僕も、最低な上にどうしようもない男だったと言うだけの話だ。
もうすぐ二十歳を迎えるのに僕が童貞な理由、それは幼い少女しか劣情を抱けない性癖ゆえだった。
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ロリものが書きたかったのは、
「やだあっ妊娠しちゃうっ!」
「初潮も来てないのに、よく言うよ」
と言うのをやりたかったがためです。
…海まで走ろうか。
人外受けものの、書きたかった部分だけ。
・少女と吸血鬼
とっぷりと肥えた白い月を見ると、少女は笑い出さずにいられなかった。
ああ、またこの時がやってくると。存在や名だけは誇大すぎるほどのものを持っているくせに、臆病で脆弱な誘拐者、もとい現在の少女を占める者がやってくるのだと思うと自然に口元が緩んでしまった。石畳の床に響くブーツの音が近付いて、いよいよ声を上げそうになる。何にも変わらないのに、求めようと(いやそれすらしない)するのですか。臆病で脆弱で間抜けな誘拐者。手を出してもいいのですよ。部屋の入り口で、闇夜に溶けたマントが翻る。城の最上階まで上がって来たと言うのに、息一つ乱したりしない。そればかりか淡く色付いた唇は押し黙るだけ。青白い相貌が少女を捉えていた。
「こんばんは、誘拐者さん」
「…そんな名前ではありませんよ」
「じゃあ吸血鬼さん、こんばんは。お散歩ですか」
わかっているのにそんな口を叩いてしまうのは、この誘拐者――吸血鬼と少しでも会話をしていたいからだと、少女は考えている。この城に連れて来られてから会話をしているのは、目前の吸血鬼だけであった。毎晩毎白々しいほどの光源を示す月が見えてから、彼は(外見や教えてくれた情報ではそうである)少女の元へやって来るのだ。吸血行為を働くでもない、襲うでもない、ただ少女の好奇心からの問いに穏やかに答えるだけである。もしかすると、私のようにお話したいだけなのかもしれない。楽観的な思考だけは素晴らしい少女は、そう思った。だからそこ不条理に誘拐されても恐怖と言うものは一向に感じないのだ。そう、淋しかったのですね、たまには、女の子ともお話したいのですよね。
「そんな俗物的な考え、わたしは思ったこともありません」
吸血鬼の彼は、自分のことを「わたし」と言った。温厚な紳士然とした伸びやかな気品を持った声で発音する「わたし」。少女には届かない低さと冷たさを持つ音色を、声帯ごと持っている。
「ねえねえ吸血鬼さん、他の子はどうなのですか」
「他の子、とは」
「私以外に誘拐してきた女の子たちです。こっちばかり構っていたら、きっと拗ねちゃうわ」
「……彼女たちですか、別にそのようなことはないです。寧ろわたしが顔を見せると怒鳴ってくる。凶暴です。あの年頃の娘は」
「どうやって怒鳴るの」
「どうもこうも『早くここから出せ』の一辺倒ですよ。一人は『お前なんて死ね』とも。ああ、恐ろしい、凶暴な娘たちだ。あまりに無神経だ。……」
彼は近くのカウチに座ると溜息を吐いた。漆黒のマントが揺れるのを、とても美しいと思う。吸血鬼は美しい形をしていた。青白い肌に切れ長の翠眼がまるで硬玉のように煌いている。項垂れる様が柳のように細い。きっと涙を流したら、宝石が零れるんだわ。空想を振りかざして、少女は吸血鬼に歩み寄る。そうして耳元で言ってやるのだと、歩幅を確かにしながら。
「大丈夫、私がいます。そのためにいればいいのでしょう?」
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・三人の少年とあともう一人
「はーい一番ニュース!すごいよ俺知っちゃったああ!」
「また妄想の話?」
「いーよ別に。どうせ五組の倉山さんが何カップとかの話だろ」
「え、倉山さん?あの人な、魅惑のF…ってその話じゃねーの!」
「違うのか」
「ちーがーいーまーすー。重大ニュースだっての、コホンコホン」
「わざとらしい咳払いしないで、一体何がニュースなんだい」
「じゃあ言うぞ。……『少女連続誘拐事件』ってあんじゃん、最近」
「うん」
「隣の女子高で被害者続出なんだっけ、それ」
「そう、被害者は全員女子高生。多分犯人は生粋の変態だな、うん」
「おめーに言われたかねえよ。で、何なんだって話だよ?」
「急かすな急かすな。それで、最近誘拐されたのが村長のお孫さん。二人とも知ってるっけ」
「女子高の生徒会長さんだよね。何度かうちの高校にも来た」
「そうそう。黒髪ロングヘアでちょっと好みだったけどさ、そのお孫さんが誘拐される直前に話しているやつを見たって、もしかしたらそいつが犯人なんじゃないかって話」
「…どういうことだ」
「もっと詳しく」
「おれ、一昨日風邪ひいて遅刻しただろ。午前中医者行ったんだけど、その時警察の人が来てたんだよ」
「何で医者のところに警察が来るんだろうね」
「わかんねーけど、片っ端から話し聴いてるって感じだった。ちょっと聞き耳立ててお伺いしてたら、医者がぽろっと言ったんだ。『そう言えば村長のお孫さんでしたら、この辺では見ない人とお話してるのを見ました』って。時間とか聞かれて、そしたら誘拐推定時刻?っていうのか?…ちょうどぴったりだった」
「……その『この辺では見ない人』についての特徴とか、話してなかったの」
「勿論警察につっこまれてた。うろ覚えですがって前置きで話したのが、……燕尾服を着た白髪の初老の男…って言ったら、わかるかな」
「そいつって…、」
「そう、村外れにある古城に出るって言う噂の幽霊。幽霊じゃなくて、どうやら生きている人間だったっぽい」
「怪しさからいったら犯人でも可笑しくはないね」
「だろー?あんな古びたお城に住めるわけないとは思うんだけどさあ、噂じゃなくて真実だったわけじゃん。存在自体は」
「そうだね。でもそれだけで一連の犯人と決め付けるのはどうかと思うよ」
「え、今さっき可笑しくはないとか言ったのに!でも十分ニュースだろっ」
「うん。………急に黙ってどうしたの。僕とこいつだけで会話を進めちゃったよ」
「あ、忘れてた。お前いきなり黙るなよーキャラじゃねえの」
「……俺たちで、その古城に行ってみないか」
「え?」
「嘘、マジで言ってんの」
「何かわかるかもしれねーしさ、どうなんだ二人とも」
「どうする?」
「正直、おれたち三人だけだと危険な香りもします隊長!」
「当てがあるんだ。…今日は晴れてるから温室にいんのか、あいつ」
「ど、どこ行くんだよ。つか、あいつって、」
「あいつはあいつだ。俺は大っ嫌いなんだけどな、三人で不安なら四人で行けばいい」
「おい待てって。その…『あいつ』さんって、生徒だよね」
「ああ。自称名探偵のな」
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少女と吸血鬼
>涙を流したら宝石が~って幽白かよと思いました(打ちながら)。
吸血鬼のイメージは何となく「品の良い金田一」。
三人の少年ともう一人
>一応、
・事件の内容を話しているお調子者系の人(一人称「おれ」)
・つっこみつつ比較的真面目口調の人(一人称「僕」)
・茶化しつつ粗暴で乱暴な口調の人(一人称「俺」)
で、三人です。名前とか全然決めていないので…。
たぶん続かない。
三つ巴?でありながら争っている人たち自体がカップリング。